奇妙な時の行方

雑多なラクガキを主に、感想や絵、漫画とか。ツインテっ子贔屓。ジョジョが好きで、一部が一番好きです。だからすぐディオジョナ言ってる。ごめん。NL、GL、BLなんでも好きです。リバは無理。主人公受けを好きになることが多いです。 拙い文ですが、愛を込めて書いてますので辛いことはしないでね。

正しき日のために

なんつーか、オチが不明瞭ですね、これ。テスト勉強したくなさMAX!って感じです。怒涛のわけわからなさ、とラストの尻切れトンボ感うーん、真剣に考えたいですね。後結構久しぶりですね。ディオをいっつもなんか精神不安定者にするんで、もっと気楽にDJを書けるよう、今日も1日がんばるぞい!!前書き長すぎかな?ではどうぞ〜

最初のフレーズは知る人ぞ知るピノキオpの曲の一文です。ごめんなさい。

 

 

 

 

 

なんて、いかさま。

 

ジョナサンを殺したディオはそれでも、やはり何処かで満たされない自分に気がついていた。
そんな彼とは裏腹にジョジョは満足そうに死んでいった。小石を拾って池に投げ込む。ポチャと軽快な音を立て、顔に木漏れ日がかかり、ディオの美しい顔は何処を捉えているのかわからない。焦点はあっておらず、何処でもない場所を見ていた。多大なストレスは知らず知らずにディオを蝕んでいた。
しゃがみこんで、足元の草を引きちぎり、土に指を突っ込む。
無我夢中で掘り、腕の半分以上が土汚れで真っ黒になり、袖は汚れた。
汗が流れるんで、拭い、自分の腕の汚れが顔に付着する。くそ、悪態をつき、池で手を洗う。
自分が掘った穴は20センチぐらいだ。眺めて、その穴にジョジョの遺品を持ってきて詰め込んだ。借りたまんまの時計、勝手に盗んだペン、貰ったままなぜか捨てずにいたチョコの包み紙。ディオが持っているジョジョとの思い出品はこんぐらいしかなかった。穴の大きさはこのぐらいで丁度良かった。そのぐらいの関係だった。

目を閉じて、口を開け、閉める。ああ、なんだって死んでしまわれたのでしょう。神よ、あなたは連れて行く子供を間違えた。僕が死ねば良かったんだ。ディオは数ヶ月前に会ったばかりのジョジョを思い浮かべる。誰にも言えないしそんな姿少しも想像できないが、ディオはジョジョが好きだった。12年生きた。薄汚れてきた心は猟奇にさっさと支配されていたことをジョジョもディオも見誤っていた。
生前のジョジョとディオは見知った仲ではなかった。一緒に住んでいたがお互いを意識したことはあまりなかったし、好きなものも知らないようなぐらいだった。
最初にディオが言ったのだ。僕は1人が好きなんだ、僕に関わるようなことはしないように。そう言って全然面白くもない、使えない、もう出来た友人と遊びに出かけた。冷ややかな目でその友人を見る。こいつらと関わると優越感で満たされるんでホッとできる。それ以外はどうでもいい。
ジョジョにはガールフレンドがいた。そういったことには疎そうなんで、女の方が一方的に思っているだけなんだろう。可愛らしい子。名前はエリナ。うわ、よくありがちなロマンス小説のヒロインかよ。はは、おもしろ。

僕は自室にこもることが一番好きだった。1人だとなんでも出来る。この世の中はあまりにも単純なんでこのディオがいつか支配してやろう。そして、ジョジョと出会った日を休日にしてやる。一番の金持ちになってやる。なってやるとも。そのためには何をも犠牲にし、何をも利用してやる。なんだったら僕のこの気持ちも、自分自身のため、利用してやる。椅子に深く腰掛けて、クスクス1人で笑うと、狂人みたいだと、ぼんやり思う。その通りなんで、そろそろ寝ることにした。
初対面の後、卿が記念写真を撮ろうと言ってきた。業者が呼ばれて部屋に大掛かりな装置が運ばれる。召使いたちが端に避けて、僕ら3人が起立よく写真内に納められた。
ジョナサンはあまり撮られるということに慣れていないらしく、僕よりも固い笑顔を浮かべていた。昨日出来上がったと、卿から渡された。君が私たちの家に来てくれた記念さとパイプを蒸す。何の記念かわかんなかったが、ジョジョの姿を捉えて薄っすら微笑んでいる自分に気づく。ありがとうございます。早速自室に戻り、邪魔者は取り除いて、僕とジョジョのツーショット写真に変える。大事そうに引き出しに入れて、なんだかむず痒くて仕方ないんで、ジョジョを殺した。あ、間違えたこの時はまだ殺してないんだった。

ディオは貧民街に帰りたかった。良いものはなんにもないし、ゴミの掃き溜めと称するに値するそんな街だが、ディオは自分が決して貴族に近づけないだということを知り得なかっただろうと、思い立った。出来ることなら時間を戻せれば良かった。ディオがいつの日か手に入れた能力は時間停止だけだった。その時はもうジョジョがいないんで、尚更意味がない。ジョジョを殺した後のディオとジョジョの関係は、親密なものだった。何せ殺した方と殺された方なのだ。どこぞのクソ女や、目も当てれない程甘ちゃんで偽善な義父とはまったく格が違う。ざまーみろ。僕だけのものだ、ジョジョ。お前らにはわかれないだろう。可哀想に。真実の愛に貴様らは一生気づけないんですね。それに死んだ後もジョジョは美しかった。美しいジョジョはきっと僕のこと許してくれるだろう。全然知らないけど、でもジョジョがいい奴なのは知っている。ジョジョが僕を苦手だったのも知っている。ジョジョと関わろうとするアホはみんな右耳が聞こえなくなった。僕がそうした。


僕がそうした。ジョジョは優しいやつだけど、悪魔に取り憑かれてるって遠巻きから噂され出して嫌われ出した。みんな単純だから、僕が拍車をかけたらどんどん近寄らなくなっていった。寂しいんで追いかけているジョジョをみてフウと息を吐く。
寂しそうなジョジョを慰めてやりたかったけど、そんな勇気がでそうもなかった。
だからもどかしそうにジョジョのいない隙を狙ってものをぬすむことしかできなかった。それらはほんの少しだけ心を落ち着かせるかと思ったけど、全然そんなことなかった。もっと、ざわついて、痛み出した。気分が悪くなって、ウエウエ嗚咽が出た。このままでは死んでしまう。だから僕は思い立っていつかの時のようにそしてジョジョを殺した。
どう殺すのかはあまり悩まなかった。深夜にジョジョを呼び出して、内緒で殺した犬の墓近くで、ナイフでグサリ。ドロロと血が溢れ、ジョジョは尻餅ついた。暗いんで顔があまり見えない。これなら冷静になれる。首元にナイフを当てて、生暖かい腹を撫でる。身動きの取れないのか、突然のことでショックなのかジョジョは動かなくとも体を近づけるとそっと顔を逸らした。やっぱりジョジョは僕が嫌いなんだ。悲しい。
「………君と話すのは初めてではないな。でも、話すことは何もなかったから毎日毎日を過ごしていたわけじゃない。僕は、この際言っちまうが、君は知り得ないでいて欲しかったが、僕は言っちまう。君が死ぬ前に!僕という人間がいて、殺されたってこと、覚えておけよ。僕が刺したのは腎臓って部位なんだ。血管に痛覚は存在しないけど、熱が集まって、そして損傷したから痛いだろう。大丈夫、僕もそれだけ傷んだ。でも僕の場合は治りそうにない。話し終わったら楽にしてやるよ。誰にもばれないよう処理もする。罪の意識を軽くするつもりはないし、毎日君を思い出す。コホン…………………………………………………笑わないで聞いてくれ。いやそんな辛そうな顔しないで、まぁこうも暗いとまったくどんな顔してるかわからないが。僕は、僕は、僕は、、、ぁ、………僕は……………………」
言い淀んだディオは宙に目を彷徨わせる。焦点の合わない目がだんだんと夜に慣れ出してジョジョの顔が見えてきたからだ。血の気が失せてきたけど、顔は紅潮している。フウフウと荒い息を吐きながら、ディオはナイフを持つ力をぐっと込める。言えない、言えない。言えない!
「無理しないで」

バッとナイフを取り、ジョジョの上から退く。眠たそうな目をしたんで、死んじまうのか?と、怖くなった。
「言えないなら、言わなくていいよ。元々そういうの得意じゃないんだろう?もう、わかったよ。君の気持ち。僕は別に君のこと嫌いじゃなかったよ。カッコ良くて、頭が良くて、で、僕のこと好きだっただろう?もう、わかりやすく不貞腐れてさ。エリナのことを陰で悪く言うのは嫌だったけど、でも僕ディオのこと、好きだったよ。こんな僕のこと好きになってくれて、なんだかありがとう。誰も彼も僕のこと好きじゃなかったのに、君は…」
ジョジョ
焦った。僕がジョジョのまわりで小細工したことがばれたのかと思った。死ぬ間際だってのになんでこうも流暢に話せるんだ?理解不能、理解不能。そうだ僕の頭脳は間抜けだ。ジョジョは優しいやつで盲目でどうしようもない間抜けで、それで僕を好きだった。わっっははっっはっはははっははははっっっは!!!!!!!それじゃあ僕たち両思いだったってこと???!!プッ、そんなわけなーーーーいじゃーーーん!!!!!!!ありがとう!!!!だって!!僕だって、僕だってな、できればお前のこと好きになりたくなかったわ、いや、くそ好きになっちゃういけなかった。ジョジョ!頼む!!死ぬ前にそんな御託、嘘方便を並べ立てないでくれよ!!最後なんだぞ!?心ん中を洗いざらいぶちまけろよ!何に怯えているんだ?いや、それをいうなら僕は誰に怯えているんだ?ジョジョ!!?それとも素直に言葉を受け取れない、ディオ・ブランドー??!邪魔なモブ?!あー、もうわからん!!!グルグルまわる、まわる、まわる。
いつしか君は事切れて、柔らかな笑みのまま僕を置いて朝日とともに消え失せた。


僕と君はとっても深い関係になった。なにしろ、死んだやつと殺したやつなんだ。
ジョースター家の金品をほんのちょと盗んで、石化面を手にして、僕は1人、どこかにでかけることにした。ジョジョの遺品は途中で埋めた。もう、誰もジョジョを知らない。僕は毎晩ジョジョを思い出すが。
腑に落ちない。心境を表すなら、その言葉で尽きる。歩き続けるから、体は薄汚れていき目を開けるのも億劫になってくる。死に様も潔くって美しいなんて、まるでお伽話だ。殺さなきゃよかったとはさすがに思わないけど、後悔は多々ある。一切合切僕は満足していない。裏技、アクリプ、チート。
バレなきゃイカサマじゃ、ないんだ。

でも、なんていうイカサマ野郎なんだろう、僕は。

 


ひとりごちて、ディオは毎日キッチりジョジョを思い出す。
優しげにジョジョはディオを軽蔑し、そして最後はいつも一緒に焼け死ぬんだった。

 

おしまい