奇妙な時の行方

雑多なラクガキを主に、感想や絵、漫画とか。ツインテっ子贔屓。ジョジョが好きで、一部が一番好きです。NL、GL、BLなんでも好きです。主人公受けを好きになることが多いです。 拙い文ですが、愛を込めて書いてますので辛いことはしないでね。

ノスタルジー1972 感想

ノスタルジー1972

 はいどーーん。

 

見よ!この豪華メンバーを!でも、すんません、実はこの中の人は重松清さんしか知らないで、いらっしゃるから図書館で借りたんですよ。

ノスタルジーとは??

異郷から故郷を懐かしむこと。

 

同義語に郷愁などがあります。過ぎ去った時代を懐かしむこと。 wikiにはそう記されてます。ホームシックと同じような意味だったりもするらしいです。かっこいいですね。

2016 11 15 が初版ですね。今から、1年程前ですか。

えーと、オリンピックが日本で開催されたんでしたっけ?だからこういった趣旨の本が出たんでしょうかね?全体的に戦争の話が多いですが。

総勢6名の作家さんが明々思い出を懐かしみながら(もちろん1972年です。余談ですが私の母が生まれた日なんです。だから借りたんだし)短編を書いてます。

 

では感想です!一人一人振り返っていきます。

 

中島 京子 川端康成が死んだ日 ページ数は22pです。

 自伝?ですかね?母との思い出を語ってます。モハメド・アリなど私からすれば本の中での登場人物も最初ら辺に出てきて、なんだか嬉しくなりました。

昔の人の生活ってなんでこんなに感動的なんですかね。最後は意外性というか、え?てなるんでオチは…ない感じですかね。雰囲気を楽しみます。

好きなとこ→兄と私は首を横に振った。その日はほんとうに、どこに行ってしまったかわからなかったのだった。

 

早見和真 永遠!チェンジ・ザ・ワールド なんと45p!まぁまぁな厚みです。

 沖縄の返却話?ですかね。過去を思い出してる〜ってテイストです。どうやら1972年より遅く生まれてらっしゃるんで、体験談とかではないです。

戦後の沖縄の荒れさ、未だに直らない米国との関係。

なんだか漫画っぽい。ホットロードっつーか、不良少年達というか。こういう恋はどれもいいですね。でもやっぱりオチがなぁ。結局そうなるんかい!って感じで。大どんでん返しが好きなんですけどね〜。でも爽やかで夏の暑さをほんのり感じさせてくれます。気兼ねなく読めるのに本質は重いってサイコー。チェンジ・ザ・ワールドってだけでも最高ですよね。DIODIO〜♪

好きなとこ→気持ちがすーっと冷めていくのを感じた。もっと言えば、憮然とした。右手に義男の熱が残っていて、それがひどく汚らわしく感じられた。恒子は隠すようにその手を左手で包み込む。

 

朝倉かすみ 空中楼閣 たかが29pと思うなかれ。

この中だったら一番好き。あったかいというか、心地よいというか、皮肉さが幼く見えて仕方ないってか。

先に好きなところをおいておきます→(なんていいひとたち!)

これはあとからもう一回小説内ででてきますが、最初に感じた印象と全然ちがくなります。

家族って、どうあろうとあったかいんですね。最初の印象とまったく違う話に思えてきます。オリンピックのこともチラリと。表現がいいですね。他の作品とかも読んでみようと思います。

 

堂場瞬一 あるタブー 43p 文字数パナい。

逆にちょっと読むのが辛かった…あんまり好きじゃない。ファンの人、ごめんなさい。ハードボイルドっぽいけど、なりきれてない?

記者の話。でも正直よくわかりませんでした。苦手な文体ですね。

 

重松清 あの年の秋 49p!一番長かったですが、とおってもすき。

この人目的だったんですが期待を裏切りませんね。おもしろかったです。パンダが日本にやってくる!ってな感じ?かな?でも戦争の話もあるんで決して軽くないです。実は一番重いかも。流石の展開です。短編でもキチンと結んであります。心に残ります。

好きなところ→手を合わせた。なんまいだー、なんまいだー、と心の中でふざけようとしたが、仏壇の中の写真が目に入ったとたん、背中がキュッとすぼまった。

 

皆川博子 新宿薔薇戦争 27pふむふむ

読み終わった後、タイトルがカッコ良い本ばっかだったんでいろいろ借りました。開けていただき光栄ですとかね。

最初の?感がたまんない。どっちかっつーと1950年代の文体?と思ってたけど、中々固い文面で小難しいです。冷たさすら感じる機械みたいな文面のおかげで感情とか感じずに素直に読めます。でも難しくてオチも????なんでちんぷんかんぷんを楽しもうと思います。

1972年の日本がよくわかります。文学の発展までにいろいろあったんだなぁ。私いろいろいいいすぎじゃない?

ここに挙げられた作者さん全部読もうと思います。

好きなところ→〈そんな難しいィことはそっちで考えておくれ。〉〈あたしたちゃ、人間の恥で黒く染まった鴉なんだよ。あたしたちのこころんなかにゃ、人間の骨でけずり、人間の骨でつくった一本の笛が、いつも絹をつんざくように鳴りひびいてるんだよ。〉

 

総235p! 短めですが、簡潔にまとめられていて、確かにノスタルジー!1972年を感じたくなりました。こういうのはアンソロジーですけど、いいですね。

こういうの定期的にやってるんですかね?あったら読みたいなぁ。

 

総合評価 あゝ懐かしき郷愁の日よ!貴様らは一体全体私にどのような影響を残し如何にして過ぎ去ったのか。 理解するまでには幾分と時間を掛けるだろう。

 

 

ノスタルジー1972

ノスタルジー1972

 

 

ではでは